早めに気づくことが大切! 治療のタイミングを知ろう!
早めに気づくことが大切!
むし歯にかかった歯は、注意深く見ると目で発見できます。
そのためにはご自身の歯を日常的によく観察することが大事。
むし歯は初期段階のものなら、進行を止めたり、完全に回復させたりすることも十分可能です。
むし歯を知るためによく観察しましょう!
歯の表面を見る
むし歯の原因菌の巣となるプラーク(歯の表面に付いた白いねばついて物質)が残っていないか、つまようじやフロスなどで歯の表面や間などを探ってみましょう。
なりやすいところを知る
歯と歯ぐきの境目、噛み合わせの溝、となりの歯との接触面、歯と歯が重なった部分などが特にむし歯になりやすい場所です。この辺はよく見るようにしましょう。
色の変化に注意する
歯の表面のエナメル質の色が乳白色になり、光沢もなくなると、むし歯の前兆かもしれません。さらに進行してむし歯が象牙質に及べば、黒褐色になっていきます。
触ってみる
むし歯の初めのころは、歯の形や質にも変化が現れます。触れてみて、歯の質が柔らかく感じるような場合は、かなりむし歯が進んでいると思われます。
見にくい場所も道具を使って上手に見ていきましょう。
歯の裏側や奥歯など見えにくい箇所は合わせ鏡を使ったり、デンタルミラー(歯科用の小さな鏡)を利用しましょう。ペンライトなどもあると便利です。触るための探針も最近では市販されています。
治療のタイミングを知ろう!
初期の虫歯は、プラーク・コントロールなどによって治る場合もありますが、歯医者さんにかからなければならない限界ももちろんあります。
最悪なのは、症状があるにもかかわらず我慢してしまうことです。
こんな症状が出たらすぐ歯医者さんへ行こう!
歯の表面に穴が
穴のあいたむし歯は、実際には内部でその数倍の大きさになっている場合が多いのです。神経まで到達しないうちに治療することが大切です。
ものがしみて痛い
冷たい物や熱い物がしみたり、身体が温まるとジワジワ痛くなったりすることが起きると、神経まで侵されている可能性があります。早めの治療が重要です。
噛むと痛い
ものを噛むと痛く、痛みが日に日に強くなっている感じがするのは危険信号です。我慢していると、周囲の組織まで病気が進行してしまい、治りが遅くなります。
ぶつかった
ぶつかって打撲したとき、その痛みは徐々におさまることがあります。しかし油断せず、お口の中の状態を診てもらい、必要なら処置をしてもらいましょう。
セルフチェックと定期健診で早めに、発見早めの治療を!
普段からご自分の歯や歯ぐきの状態をよく知っておくと、異常が起きた場合にすぐ発見できるようになります。
また、歯医者さんの定期検診をかかさず受診することで、むし歯の治療も短期間で済みます。