ダイアグノデント

ダイアグノデント(DIAGNOdent)は、カボ社(KaVo) が開発した虫歯測定器で、低出力赤色レーザーを用い、虫歯がどの程度進行しているかを、数値で表してくれます。

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上のグラフをご覧になってわかるとおり、奥歯の溝の部分が黒くなっている場合でも、多くの場合虫歯ではないことがわかります。

溝が黒くなっていたらすぐ削り、白い詰め物を行ってしまう歯科医師が多いようですが、このことは、結果的に歯の寿命を縮めることにつながる場合があります。

学校検診は、殆どの場合『視診』のみで行います。
しかも歯に歯垢がたくさんついた状態で・暗いところで・短時間に多人数を検診しますので、正確な診断は困難です。

学校検診で『虫歯無し』とされた方も、できれば歯科医院で定期的に検診を受けるべきだと思います。

逆に、学校検診で『虫歯あり』とされた方でも、当院では治療しない(必要ない)場合が多くあります。

ダイアグノデントの診断基準

虫歯になると歯の表面のエナメル質が変性します。
そこに波長650ナノメートルのレーザー光を当てると、別の波長の反射光が出ます。
この装置はその反射光をとらえて歯の変化を把握し、結果を0から99までの数値で表します。

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