国際歯周内科学研究会 生田セミナー
2015年5月24日に国際歯周内科学研究会 常務理事 生田先生のセミナーに参加してきました。
僕は生田先生は、日本の開業医でNO1の滅菌を実践していると考えています。生田先生のセミナーは3回目の受講です。3年ごとぐらいに出席していますが内容がより深くなっているので、とても勉強になります。
一般社団法人国際歯周内科学研究会はもともと生田先生のセミナーのOB会から発足しています。
現在1800人の会員です。当医院もこれからリアルタイムPCR法を取り入れた治療法をとりいれるように
準備していきます。
一般社団法人国際歯周内科学研究会理念と使命
理念:歯周内科治療を世界に広め、ペリオのない社会を実現する
使命:
- 歯周病治療に科学的な検査・診断を導入し、歯周内科治療の 世界標準化を目指す
- 口腔内微生物叢のコントロールを適正に行い、歯周病の改善と全身の健康増進に寄与する
- 抗生剤使用の正しい知識について研究・普及を行う
- 安心・安全な歯科医療のために院内感染防止対策の普及につとめる
国際歯周内科学研究会の歯周内科が目指しているもの
①その理論や治療方法や治療結果が医学的に患者さんに理解しやすい。
②普通の歯科医師や歯科衛生士が特別に意識が高くない患者さんを治療しても同じような効果が得られる。
③プラークの量を減らすのではなく、プラークの質を変えるという考え方。
④しかも痛みを伴わず、短期間で安全に安価に確実に成果が得られる。
⑤その状態が再感染しなければ、継続する治療。
⑥術者も患者さんも楽な楽しい医療
(メンテナンスを継続するための必要条件)
岡山大学名誉教授 山下敦先生
日本歯科医学会前会長 江藤一洋先生
@歯周内科が目指すプラークコントロールとは
従来の概念では
プラ―クコントロール量のコントロール
歯磨きだったり、歯のお掃除、歯石とり、歯周外科、高濃度次亜塩素酸水、オゾン水、中性機能水、リステリンやクロルヘキシジンなどによるプラークの管理で量を減らす。
したがって患者さんのプラークコントロールが悪くなれば再発しやすい。
歯周内科の概念では
プラークの質のコントロール
抗菌剤や抗真菌剤を使用してプラークの質を変える
したがって患者さんのプラ―クコントロールが悪くなっても再感染がなければ歯周病は再発しにくい