床矯正症例写真2

①2010年9月21日 5歳6カ月 初診時

A

初診時の正面から見た口腔内写真です

A1-1A1

 

下の歯の矯正装置をSETしました。

パッと見た感じは、歯が並ぶスペースは足りそうに見えるかもしれませんが、実際にはこれだけのスペースでは足りません。

上の歯も歯が並ぶスペースは足りていませんが、まだ生え変わるまでに時間の余裕があるのでまずは下の歯だけスタートします。

口のまわりの筋肉のトレーニングもスタートです。

あいうべ体操とリットレメーターを毎日3分間です。

トレーニングは3分間に統一しています。

 

②2010年11月12日 5歳8カ月

B

下の歯の2番目の歯が生えてきました。

並ぶスペースが足りないので、ガタガタしています。

1日20時間、装置を装着して拡げていきます。

B1B1-1

 

③2010年12月11日 5歳9カ月

C

上の前歯が1本抜けました

 

C-1C1-1

 

④2011年1月15日 5歳10カ月

D

上の前歯がもう1本抜けました

D1-1D-1

 

⑤2011年2月8日 5歳11カ月

E

まだ下の歯だけを拡大しています。

E1-1E-1

 

⑥2011年3月26日 6歳0カ月

F

上の前歯が1本生えてきました。

模型、レントゲンを撮って診断します。

F1-1F-1

診断結果は

上の歯もスペースが足りないので、矯正装置が必要です。

上の歯の矯正装置を作るための歯型をとります。

時間に余裕がある子は下の装置から始めて慣れてきたら上の装置を始めていきます。

 

⑦2011年4月30日 6歳1カ月

G

上の歯の矯正装置が入りました。

上の前歯の大人の歯がもう1本生えました。

生えてきた大人の歯の隣の子供の歯が抜けました。

しかし大人の歯が生えるスペースが足りません。

装置に汚れ(歯石)が気になる時には専用の洗浄剤をおすすめします。

G1-1G1

 

⑧2011年6月28日 6歳3カ月

H

上の歯も下の歯も拡大中です

H1H1-1

 

⑨2011年6月28日 6歳3カ月

J

下の前歯にスペースができてきました。

拡大が順調に進んでいます。

J1-1J1

 

⑩2011年8月8日 6歳5カ月

H

上の前歯の子供の歯がもう1本抜けました。

上の前歯の大人の歯に、歯と歯の間の隙間が出来ました。

この隙間は装置で拡げていくと、その過程でできていきます。

しかし心配はありません。順調な証拠です。

H1H1-1

 

⑪2011年8月23日 6歳5カ月

L1-1

上の前歯の隙間を寄せていきます。

ボッチを付けました。

L

方法は

歯に白いボッチのようなものを付けます。

そして専用のゴムを引っかけて、引っ張るようにします。

1週間くらいすると、歯が動き始めます。

引っ張り始めて2~3日は痛いこともあります。

L1

 

⑫2011年10月5日 6歳8カ月

M

前回の写真と見比べてみてください。

上の前歯の隙間が閉じて、なくなりました。

ゴムで引っ張って約3カ月で隙間が閉じていきます(多少個人差があります)

M1-1

上の矯正装置を入れた写真です

M1

下の矯正装置を入れた写真です

 

⑬2012年2月28日 6歳11カ月

N

上の前歯の横の歯がまだ生えてこないので寄せた歯が後戻りしないように、ボッチとボッチの間をワイヤーで固定して留めておきます。

N1-1

 

上の歯を中から見た写真です。

N1

下の歯です。

スペースが出来てきました。

模型とレントゲンをとって診断をします。

 

⑭2012年3月21日 7歳0カ月

O1-1

床矯正装置をいれた正面の写真です。

O

上の装置は、いっぱいに拡がってきました。

O-1

下の歯はスペースが出来てきたので、「ネジ無し装置」にして歯の並びにきれいなカーブを作ります。

装置が入った写真です。

ネジ無し装置が入ると、パナリングと言うトレーニング器具で一日3分間、前歯でかむトレーニングをしてもらいます。

 

⑮2012年6月26日 7歳3カ月

P1-1

正面から見た写真です

 

P1

上の歯の写真です

P

下の歯の写真です。

下の「ネジ無し装置」をSETしてから3カ月経過しました。

(2012年3月12日と見比べてみてください)

下の前歯が動き始めました

 

⑯2012年7月23日 7歳4カ月

Q

「ネジ無し装置」は2週間ごとに調整に来てもらいます

Q1Q1-1

 

⑰2012年8月20日 7歳5カ月

R

上の2番目の前歯がやっと少し生えてきました。

もう少しはえるまでボッチははずせません。

R1R1-1

 

⑱2012年10月1日 7歳7カ月

S!-1

上の2番目の前歯が、目で見てわかるくらいに出てきました。

ボッチを除去します。

S1

2本とも出てきているのが確認できます。

S1-1-1

下の乳歯の糸切り歯(犬歯)が抜けました。

糸切り歯が抜けたら必ず診断を受けてもらいます。

 

⑲2012年10月1日 7歳7カ月

S

下の乳歯の糸切り歯が抜けました。

このタイミングでやることがあります(重要!)

 

S1-1-1

同じ日の写真です。

写真で血が出ているところを見てください。

永久歯が生えてくるスペースが足りないため、抜けた奥の子供の歯を血が出るくらいに 削ります。

削った子どもの歯は次にはえてくる大人の歯よりも大きいので 少し削って(2.5mm程)糸切り歯の生えるスペースに使います。

このタイミングでこの処置ができると左右で5mm確保できるので装置1つ分お得です。

 

⑳2013年1月22日 7歳10カ月

T

正面から見た写真です

 

T-1

上の歯の写真です

T-1-1

下の歯の写真です。

左右、糸切り歯 前回削ったところに大人の歯の糸切り歯が上手に生えてきました。

装置が壊れてしまったため、いったん矯正装置をはめるのを終了しました。

後戻りのないように、トレーニングのみで様子を見ます。

 

 2013年2月14日 7歳11カ月

U

 

U-1U1-1

いったん終了してから約1年が経過しました。

トレーニング(あいうべ体操、リットレメーター、パナリング)をがんばっているので、後戻りはみられません。

 

2013年3月27日 8歳0カ月

V

V1-1V-1

 

トレーニングは順調に進んでいます。

 

2013年5月27日 8歳2カ月

W

正面から見た写真です

W1-1

上から見た写真です

W1

下の写真です。

前歯を使うトレーニングにより、前歯のかみ合わせが整ってきました

スペースが足りなさそうなので、模型とレントゲンをとって診断を受けます。

診断の結果はスペースが足りないので、上の歯も下の歯も床矯正装置を作ります。

 

2013年6月11日 8歳3カ月

X1

X

スペースが足りないのと、奥のかみ合わせがずれてきたので、矯正治療を再開します。

矯正装置をSETしました。

2013年6月25日 8歳3カ月

Y

 

Y1-1

 

Y1

スペースが足りないので、「ネジ付き装置」で拡大と上の歯の一番奥の大人の歯が外側にはみ出しているので内側に押し戻す矯正をしています。

2013年7月27日 8歳4カ月

Z

調整は2週間毎です。

調整の間隔は装置の種類によって変わります。

 

Z1-1

 

Z1

下の歯の糸切り歯の1本奥の子供の歯(2012.10.1に少し削った子供の歯)

が1本抜けました。

この部位の子供の歯は大人の歯の方が小さいので、スペースは足ります。

 

2013年11月21日 8歳8カ月

AA

 

AA1-1

上の歯の一番奥の歯の傾きを少しづつ治していきます。

上の歯の子供の歯の糸切り歯が抜けました。

平均では上の歯は糸切り歯の奥の歯から抜ける事が多いですがこのように抜ける順番には個人差があります。

AA1

下の歯は糸切り歯の奥の大人の歯が生えてきました。

下の歯は前から順番に生え変わる事が多いです。

 

2014年4月9日 9歳1カ月

BB

 

BB!-1

 

BB1

上の歯の糸切り歯がだいぶ生えてきました。

糸切り歯の1本奥も生え変わっています。

(はえかわりの順序は反対のことが多いです)

この部位も子供の歯よりも大人の歯のほうが小さいのでスペースは足りています。

 

2014年6月16日 9歳3カ月

CC1-1

 

CCCC1

順調に生え変わっています。

 

2014年8月20日 9歳5カ月

DD

 

DD1DD1-1

下の歯の糸切り歯の1本奥の子供の歯がもう1本抜けました。(2012.10.1に削った歯が抜けま    した。)

もう大人の歯が生えています。

この部位も子供の歯より大人の歯が小さいのでスペースは足ります。

スペースが出来たので、拡大はストップです。

拡大はストップでも後戻り防止のため装置はかみ合わせが安定するまで入れておきます。

 

2014年10月29日 9歳7カ月

EE

 

EE1-1EE1

上の歯も下の歯も子供の歯は左右共に前から5番目の歯だけになりました。

この部位も大人の歯より子供の歯のが大きいのでスペースの心配はいりません。

 

2015年3月4日 10歳0カ月

FF

FF1-1FF1

残っていた4本の子供の歯がすべて抜けました。

もうお口の中には子供の歯は残っていません。

2015年4月3日 10歳1カ月

GG

GG-1GG1-1

抜けた子供の歯のところに、大人の歯が生えてきています。

スペースは心配ないと診ていましたが思ったより大きい歯がはえてきて

1mm程、上の歯(向かって左)のスペースが足りません。

少しスペースが足りないので、模型とレントゲンをとって診断をします。

このように予定通りにいかないこともあります。

 

 2015年4月27日 10歳2カ月

HH1

HH

しっかり生えてくるまでかみ合わせは整いません。

上の歯の生えかけの大人の歯のスペースが少し足りないので1番奥の大人の歯をバネで奥に押さえていきます。

今日からまた矯正を再開です。

最後に予定外の装置を入れることになりました。

 

2015年5月23日 10歳3カ月

II

 

II1II1-1

前歯のかみあわせは、だいぶ整いました。

(2014年10月29日と見比べて見てください)

歯の方向も隙間も整っています。

前歯を使う食事を心掛けてもらいます。

前歯がしっかり使えている証拠です。

矯正の調整は「ネジ無し装置」なので2週間に1回の調整です。

 

2015年6月19日 10歳4カ月

JJ

JJ1-1JJ1

よくかむことによって

上の歯と下の歯がしっかりかみあうようになります。

 

 2015年11月6日 10歳8カ月

KK

 

KK1-1KK1

スペースが出来たので装置を除去します。

装置が口の中からなくなりました。

後戻りしないように、トレーニングをがんばってもらいます。

 

 2016年2月29日10歳11カ月

LL

LL1LL1-1

後戻りしないようにトレーニングを続けます。

 

 2016年7月2日 11歳4カ月

MM

MM1MM1-1

口の中から装置がなくなって、8カ月経ちました。

後戻りは見られません。

トレーニングの効果が出ています。

 

 2016年10月15日 11歳7カ月

NN

NN1NN1-1

口の中から装置が無くなって、11カ月が経ちました。

後戻りはありません。

奥の歯がかみあうまでしっかり観察していきます。

 

2016年12月13日 11歳9カ月

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口の中から装置が無くなって、1年1か月が経ちました。

トレーニングもしっかりできて口の周りの筋肉のバランスが整い 上下のかみ合わせも整いました。後戻りは見られません。

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費用(当時の料金システムです)

診断料30000円

装置代(6個分)240000円

調整料 128220円

修理代(3回分) 6300円     合計 404520円