歯周病について
歯周病は世界で一番多い病気です。
正確に言うと感染症です。
ギネスブックで「世界で一番多い病気」に認定されています。
それだけ容易に感染しやすく、そして治癒しにくいということになります。
20歳以上の国民の80%以上が歯周病に罹患しています。
- 歯を失うと、認知症のリスクが約2倍になります。
- 歯周病の人は健常者に比べて約1.5倍心筋梗塞をおこしやすい
- 歯周病の人は健常者に比べて約3倍脳梗塞になりやすい
- 歯を失うとガンや寝たきり状態になるリスクが高くなります。
お口は栄養の入り口ですし、また病気の入り口でもあります
入口(山でいえば上流)をきれいにすると出口(山の下流 ヒトでいう胃腸)もきれいになります。もちろんその反対も言えますよね。
入り口をきれいにできるのは
セルフケア(自分の歯磨き)とプロケア(歯科医院)
上手に歯科医院にかかられてください。
日本は世界トップクラスの長寿国ですが、健康寿命と平均寿命の差が10年あります。
できるだけ元気で長生きできるようにしたいですね。
PPK(ピンピンコロリ)というのだそうです(笑)
歯周病の原因
歯周病は歯と歯肉間の溝に付着した歯垢中の細菌によって起こる感染症です。
歯垢中の細菌により歯肉に炎症(出血・腫れ)を起こし、その後歯を支えている骨(歯槽骨)を吸収させる病気です。
35歳で80%以上の人が歯周病といわれていますが、35歳になって突然歯周病になる訳ではなく、15歳位から発症し、少しずつ進行していきます。ゆっくりと進行するため、初期ではほとんど自覚症状がありません。
口臭、歯肉からの出血、歯肉の腫れ、痛みなどの自覚症状がある時はすでに進行している状態かもしれません。
歯周病の進行度
治療
原因である歯垢を毎日のブラッシングで丁寧に取り除いてください。
取り除けない歯垢、歯石は衛生士に除去してもらってください。
体調を整え抵抗力をつけましょう。
歯周病は慢性疾患のため、定期的な予防処置が必要です。