舌圧測定器
舌の運動機能を最大舌圧として測定する機器です。
測定値は摂食・嚥下機能や構音機能に関する口腔機能検査のスクリーニングの指標となります。
舌の運動機能が「舌圧測定器」による最大舌圧の測定でわかります。
訓練後の最大舌圧を測定します。
リハビリテーション訓練効果の客観的指標として「最大舌圧の変化」が利用できます。
最大舌圧(kPa)
成人男性(20-59歳) 35~
成人女性(20-59歳) 30~
60歳代(60-69歳) 30は欲しい
70歳以上高齢者 20は必要
(kPa)
舌の運動機能が低い場合、舌に対するリハビリテーション訓練を行います
嚥下障害について
次のようなことが増えたら、嚥下障害を疑ってみましょう。
・食事中によくむせる
・以前はむせなかったのに、時々むせるようになった
・食べ物がのどにつかえる感じがする
・むせやすい食べ物を避けている
・食べ物をお茶や味噌汁などで飲み込むことが多い
・飲み込んだ後も、口の中に食べ物が残っている
リハビリの効果を検証
摂食・嚥下機能は舌の運動機能と深く関係しています。舌圧の低い人は、食事の際にむせるなどして食べ物をうまく摂取できず、結果として体内に栄養を十分取り入れることができないため 低栄養に陥る危険性が考えられます。
低栄養を予防するためには、全身の筋力強化と同様に舌に対するリハビリテーション訓練が必要になります。