歯周病とは!?

どうやって歯周病は進行するのでしょうか

①カビが歯ぐきについて根を下ろし炎症を起こします。

カビが歯ぐきについて根を下ろし炎症を起こします

症状 口臭・ネバネバ感

②炎症によって歯くきが腫れ、歯と歯ぐきの間の溝が汚れやすくなり、カビがさらに奥で炎症を起こします。

炎症を起こします

症状 歯ぐきの赤み

   時々出血する

③歯と歯ぐきの間にポケットができます。歯周ポケットといいます。

ここに歯周病菌がたまり、炎症がひどくなり、骨が溶けていきます。

炎症がひどくなり、骨が溶けていきます

症状 歯ぐきの炎症

   時々腫れる

   赤みの悪化

④歯周ポケットはさらに深くなり、よりたくさんの菌がたまっていきます。

歯ぐきを押すと膿が出る

症状 歯ぐきを押すと膿が出る

⑤骨はさらに溶け歯周ポケットはさらに深くなり、さらに多くの菌がたまっていきます。

口臭がさらに悪化

症状 口臭がさらに悪化

   出血がひどい

   歯がほれる

   噛むと痛い・膿が出る

   歯ぐきがよく腫れる

⑥最後には歯の周りに骨がなくなってしまい、グラグラになり、抜かないといけなくなります。

最後

症状 歯が痛くて噛めない

   歯が揺れて噛めない

   歯ぐきがいつも腫れている 

感染経路

生まれた時には人のお口の中には歯周病菌は存在しません。しかし、もともといない歯周病菌がなぜ今お口の中にいるかというと、人からうつされているのです。

今も、家族の間でうつしあっている状態にあるかもしれません。 回し飲みや回し食い、著の使いまわし、キス、くしゃみなどが感染ルートとしてあげられます。

菌が再びお口の中に入ってくると、お口の中で定着して歯周病を発症する可能性が出てくるということになります。

特に危険なのは性感染です。せっかく歯周病を治してもパートナーからうつされたのでは意味がありません。パートナーの方と同時に治療なさることをおすすめします。

再発を防止するには

カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきます。全滅させることは不可能なのです。

ですから毎日の歯磨きと歯科医院における定期的なメンテナンスが大切です。

カビ菌が増えすぎると歯ぐきが腫れるなど、悪い影響が出てきます。

また、カビ菌は歯周病菌の快適な住みかにもなりますので歯周病菌が再感染しやすくなります。

定期的に歯科医院に通って、歯周病菌が再感染していないか、カビ菌が増えすぎていないか、顕微鏡で確認しカビ菌が増えすぎないように専用の器具を用いてクリーニングを行う必要があります。

義歯

義歯義歯を使っている方は、義歯にもかなりカビが付きます。

義歯の清掃もこれから非常に重要になってきます。

虫歯

虫歯カビは歯周病にだけ関与しているわけではありません。カビはお口の中で酸を出すことがわかってきていますので、その周りに歯があれば歯を溶かし、虫歯を作ってしまうのです。

タバコ

今回使う薬は白血球が運んでくれる薬なので、タバコを吸うと歯ぐきの血管が収縮し、白血球が減少し、薬の効きが悪くなります。また、タバコは歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことがわかっています。

全身疾患との関係

菌が全身疾患に大きく関与しているのが医科でも問題になってきています。カビが肺に入れば肺炎になってしまいます。

歯周病菌も、わずかでもお口の中で出血を起こすとそこから血管に菌が入ってしまい、心臓で炎症を起こすのです。

歯周病の人が心臓病になる確率は2~3倍にあがります。
ほかにも食道癌、糖尿病、早産、高血圧などにも関与しています。

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