EMS エアフロー 歯周病治療
EMS エアフロー
EMSとは
専用のパウダーを使用して歯石・着色を効率的に除去する治療方法です。
当院では、保険診療で歯周病治療に用いています。
EMSのメリット
①高い清掃効果が期待できます
被せ物の周りや歯と歯の間の部位に、歯ブラシでは届きにくい、
磨きにくい部分の汚れもしっかり落としてくれます。
②短時間で汚れを取り除けることができる
非常に細かな粒子が広範囲にジェット噴射されるので、短時間で汚れを落とすことが可能です。
③お口の中を傷つけにくい
歯科クリーニングでは「超音波スケーラー」という器具が用いられていますが歯の表面のエナメル質に負担をかけてしまうのではと懸念があります。その点エアフローであれば歯やまたは詰め物の周りなども傷付けることなく清掃できます。
④歯の色=着色汚れに高い効果を発揮する
コーヒー、紅茶で色が付いてしまった着色汚れ、タバコのヤニなどの色汚れにも高い清掃効果を発揮します。
歯磨きだけでは落とせない汚れもあっという間にキレイにピカピカなります。
現在歯科衛生士治療のため専用チェアは11台あり、
エアフロー11台を各チェアに配置し、活用しています。
エアフロー プロフィラキシス マスター/エアフロー ワンはGBTという新しいコンセプトに基づいて開発・製造されました。
オリジナルに発明・開発された製品です。
スイスの誇る精密さと優れたデザインを兼ね備え、信頼とノウハウを1981年から積み重ねてきました。
スイス製のエアフロー プロフィラキシス マスターは、世界有数の歯科専門家とのコラボレーション、
100,000時間以上の技術テスト、臨床テストを経て、EMSの研究開発センターで開発されました。
GBT(GUIDED BIOFILM THERAPY)は患者満足度の高い予防のプロトコール
むし歯、歯周病、インプラント周囲炎の根本的な原因とされているバイオフィルムを除去し、
お口の中および全身の健康管理の実現を目指すアプローチ方法のことを言います。
世界中の学術家や臨床家、歯科衛生士から精査した数多くの臨床的エビデンスに基づき、
EMSが提唱している8つのプロトコールから成り立っています。
GBT(GUIDED BIOFILM THERAPY)が素晴らしい施術である3つの理由
①染め出し液で染出されたバイオフィルムを目安にアプローチするので、必要以上の施術は行いません。
早期歯石の除去が可能となります。
効率的なアプローチにより従来のメインテナンス方法に比べてチェアタイムの短縮できるため、
患者様の負担を軽減します。
②まず歯周病治療のはじめにエアフローでバイオフィルムを除去します。
そのため手用器具や超音波機器の使用を減らすことができます。
機械音や手用器具での施術が苦手な患者様に対して不安を軽減します。
また歯の面や修復物・インプラント補綴等に対して安全かつ効果的で非常に低侵襲なメインテナンス方法でになります。
③ラバーカップやブラシ、研磨ペーストを用いた歯面研磨は行いません。
エアフローを使用することでラバーカップで行き届かなかった部位にもアプローチができます。
歯肉に機械的な刺激を与えることがないため、苦痛を減らした快適な施術をすることができます。
なぜ研磨をしなくても良いのか?
清掃前の残存バイオフィルム
天然歯のエナメル小柱は、容易に認識できます。下の写真は、次亜塩素酸ナトリウムで全滅した細菌の残骸を示しています。
低研磨ペーストによる「研磨」後
重要なエナメル小柱は研磨されています。 ペーストが傷をつけました。バイオフィルムは自然な裂け目に広がっています。 全体的に研磨ペーストを使用すると、貴重なエナメル質が失われます。歯面の改善はほとんどありません。
エアフローパウダープラスによる清掃後
バイオフィルムはエアフローで除去されました。表面は、エナメル小柱質間まで清潔です。摩耗はありません。エナメル小柱はそのままに、表面は非常に滑らかです。舌で歯のざらつきを感じることはなくなり、そのために研磨ペーストで「磨く」必要はありません。
何と言ってもEMSの素晴らしい点
パウダーとお湯が出るので、知覚過敏等の症状が出にくいのが特徴です。
エアフロー
バイオフィルム、ステイン、早期歯石を天然歯やインプラント周囲から除去します。
ペリオフロー
歯周病が原因で生じた4~9mmの歯周ポケットに適応し、効果的に歯肉縁下のバイオフィルムを除去します。
ピエゾン
PSチップを用いて、歯肉縁上・縁下の歯石を除去します。
ハンドピース
エアフローハンドピース製造の匠の技と歴史は、スイスの高級腕時計産業の伝統に連なっています。
実際、40年近くにわたる経験とユニークな製造技法が今日のエアフロー ハンドピースを生みだしました。
医療用素材のレジン製ボディや、サーマルディスインフェクション可能な素材など、新世代の製品はさらなる耐久性と品質を追求しています。
80以上の構成品からなるハンドピースは、スイス品質を追求する時計メーカーと志を同じくする、野心的な挑戦から生まれました。スイス企業として、品質への強いこだわりを持っています。